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マオリ、ポリネシア文化 ニュージー移住まで マナ・スピリチュアル ベジタブルクッキング 気になるモノ気に入ったモノ 友人知人恩人をご紹介 ニュージー国内旅行 雑記 2007年4月南島旅行 Routeburn Track ↑人気ブログランキング参加中! ↑今日も投票ありがとうございます 来て下さってありがとうございます。つたない雑記ですが、ごゆっくりご覧下さい。メールはコチラからどうぞ 長らく更新をサボっていましたが、このブログで頂いたご縁で楽しい生活をさせて頂いていることを思い出し再開しました。無理のない範囲でゆるゆる続けていこうと思います。 マナとは ポリネシアでは万物に宿る超自然の力とされています。私にもあなたにも使うことの出来るエネルギーですが、マナコレクティオによってより使いやすく、経験によってより強く大きくすることが出来ます。 manahina とは 私のヒーリングサロンの名称です。ヒナとはハワイ神話の月の女神で、癒しを意味しています。オイルを使ったトリートメントを行い、マナの癒しを提供します。日本では大阪と東京で、NZではオークランドにて。営業案内などはこちらをご覧ください。 以前の記事
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2007年 04月 18日
ランチ場所のハリスサドルの小屋についた頃はけっこう雨が強かった。ここでもお茶や味噌汁を自由に飲めた。あったかいものが嬉しい。
レンタルの雨合羽は、ワンサイズしかなく、全部XLサイズ!(私はNZではXSサイズなのだけど・・)でかいよ~無駄に重いよ~(笑)。完全防水だけど通気性もまったくなく、汗がこもる。合羽の中は濡れていないのに下に着ているものは汗でぐっしょり。降ったり止んだりするごとに着たり脱いだりしたくなる。自前の発汗性のあるものを着ている人は快適そうだ。やはり、買うならちゃんとした機能のものがいいな。 この休憩場所は最も高い1300mに近く、あと少し上って、その後は下りになるらしい。土の上は平気だけど、岩の上を歩くと足がちょっと痛いから下りは下りで心配だなぁ。1時40分、雨の中を再び出発。登る登る登る。 すごいスタイル・・キャディさんみたい。この赤いカバーは、バックパックに付属しているもの。アウトドア用品てよく考えられて便利に出来てるな~。 ハリス湖(Lake Harris)が開けた。きれいだなぁ。。 雨は降ったり止んだり。とにかく雨合羽が暑くて不快なので、脱いだり着たりで立ち止まることが多くなる。追い抜かされるけど、もう気にならない。マイペースで行くんだ。 ハリス湖をぐるっと回って、それが終わると下りになる。3キロで300mを降りる。1キロで100mだから・・10m当たりに1m下る計算。かなり急。指先への負担が大きい。ゆっくり行こうにも、急傾斜で勢いついて止まれなくなることもしばしば。ゆっくり~ゆっくり~~と言い聞かせながらおりていく。 この辺りも地味ながら花が可憐に咲いている。NZの原生の花はほとんど黄色か白らしい。花粉を運ぶ蛾やハエには色が識別できないから彼らに見つけてもらいやすいように明るい色なんだって。 向こうのほうに巨大な岩発見!距離感がぜんぜん出てないけど・・ どれくらいの大きさか、これで分かる?三角のトンネルに私がいます☆ もうすぐハットらしい。下ってくるだけだから、ランチ後案外早かった。空が明るくなってきて青空も覗いてる。ここまで来たら、もっともっと歩けそうな気がしてくるから不思議。 いや、でも、この岩の道でもう足は限界に近い・・。 3時半にルートバーンロッジ到着!最後が道というより大きな岩で出来た坂。ステッキがないと、ほんとに無理だった。 それにしても、最後の最後にこの青空。うーん、もっとゆっくり歩いてればよかったよ~。午後回復に向かうのは天気予報通り。そして、明日は晴れの予報☆☆ #
by mana_hina
| 2007-04-18 21:04
| Routeburn Track
2007年 04月 17日
朝、9時30分に出発。ヘリが重機を運んでいるのが見えた。私たちの泊まったハットの建材も重機も、全てヘリで運んだそう。しかしヘリって力持ちやね。
出発してすぐ、個人ウォーカー用のハットを通る。私はガイドツアーを申し込んだけど、あたたかい食事や温水シャワー、ベッドを提供してもらって、レンタルもガイドもしてもらって、三日間で950ドルかかってる。個人ウォークの人たちは、素泊まりでハットを利用し、寝袋も食料も担いで歩く。シャワーはない。お湯も出ない。ガスでお湯を沸かしたり調理することは出来るが調理器具も自分で持っていかなくてはいけない。電気はなく、夜は真っ暗。懐中電灯やヘッドライトは必須(でも夏は9時半頃まで明るいのであまり問題はなさそう)。体力と経験があれば、こういう不便さも楽しめそう!トイレが屋外にあったので、利用させてもらった。ここを最後に、次は3時間あまりトイレがないとのことだった。ちなみに、ガイドツアー客のトイレは水洗。全部そうかと思ってたら、ここは違った(でも清潔だよ)。こんなところにも差が・・。でも、どう考えても個人ウォークの方が自然にやさしいし、自然に親しんでる感じがする~。 今日の出だしはまた森の中。私は、こういう景色が大大大好き。なんかもう普通に、妖精とかいると思う。この幻想的で怪しい感じはなんなんだろう。NZの森には獣がいないから熊に襲われる心配はないけど、森の外に出たら100年経ってた、なんていうことはありえるかも知れない・・・て雰囲気。 ここに一年くらいいて、身も心もピュアになれたら妖精見れるかな・・。 ここでは、倒木は歩く邪魔にならない限り倒れたまま放置され、そこにコケが生してシダが生え、長い長い時を経てまた土に還るに任せているという。それらはまた次世代の糧となり、森は存続していく。これって、同じく世界遺産の屋久島とかと同じ、倒木更新というやつ。 森を抜け、森林限界の1000mを超え、さらに上りが続く。木が無くなって膝丈くらいの草とシダばかりの中、シーズンを過ぎてしまっているけど、たまにかわいい花を見かける。これはマウンテンリボンウッド。桜の花によく似ている。木は桜ほど大きくはなく、腰くらいだった。 10時半過ぎ、霧がかっていた眼下がぱーーっと晴れて美しいマッケンジー湖が現れた。参りました。思わず、言葉を失う。 チョコレート休憩。ここからまだまだ上りが続くので、エネルギー補給☆私はチョコレートよりのど飴がよかった。NZのキャンディーはヌガーみたいなキャラメルみたいなのばっかりだけど、のど飴だけはかなり食べなれたものに近い。 まだまだ登る。かなり狭い道も。しかし、だんだん雲に覆われっぱなしになって、景色ももやがかかって見えづらく、そうなるとどうしても黙々と足元を見て歩くだけになりテンションが下がってしまう。登っても登っても、下が見えないから上がってる実感がない。さらに、私の苦手な岩の道。もうやだ、と思いかけたら。 ぱーーっと目の前が広がる瞬間がある。ほんまにもう、しゃぁないなぁ、ちょっとだけやでって(大阪弁かいな?)神様が これのおかげで、最後の一踏ん張りが利いた!途中、雨に降られて雨合羽のお世話になりながら、出発から3時間半。ランチ場所のハウデンハットに到着~! #
by mana_hina
| 2007-04-17 22:35
| Routeburn Track
2007年 04月 16日
朝は7時ちょうどくらいに目が覚めた。天気予報通りの暗い朝。でも、一部に晴れ間が見える。なんとかなるでしょう。
シャワーも洗面台も3台あって、9名しかいないのでスムーズ。朝シャワー浴びてたのはオークランダーのおじさん。きっちりいつもの習慣通りなんだろうな~~。 ハットでは、時間割が張られて、けっこう体育会系?NZでは珍しいと思うくらいにきっちり時間通りにことが進められる。7時半からランチ作り、8時から朝食。9時から随時出発、となっている。 ランチは、用意された材料を使って、自分でサンドイッチを作る。これが楽しい♪レタス、トマト、ビートルート(赤カブ)たっぷりのツナサンドをパン三枚に挟んでボリュームサンドイッチが出来た♪ ハムだけでもビーフ、ポーク、ターキーと豊富にあるのはさすが。お料理というよりは工作のようなノリで、ワイワイ。なにせ、準備も後片付けもスタッフ任せ。まさに美味しいところ取り(笑)。定員の半分以下でも30分かかっていたので、これで24人いたら時間は厳しかったかも。 これに果物やスナックも好きなものを選んで、紙袋に入れてランチの出来上がり。キウイの皮を剥いてラップにくるむ人も。私も真似してオレンジの皮を剥いておいた。トラックの途中でゴミ捨ては厳禁。ハット内でのみ捨てられる。管理会社の努力もあってか、トラック内は本当にゴミがまったく落ちていない。タバコの吸殻も一本も見ない。自然のもの(果物やパン)だって、生態系を乱す原因になりかねないわけで、さすが世界遺産。日本の富士山をはじめ数ある景勝地も、訪れる人がゴミを出さない、持ち帰る習慣をつけてもっときれいになって欲しいと切実に思う。 朝食はシリアル各種、トースト、ミルク、ヨーグルト、コーヒー、紅茶、缶詰のフルーツ、ジャムやピーナツバターなど、一般的Kiwiの朝食にポーチドエッグと焼いたベーコンと、かなり豪華。もちろんベジマイトも。皆、食べる食べる。私はオートミールに味噌と持ってきてた梅干でお粥風にしてみた。あったまる~。 シーツをたたんでカリカリに乾いたバスタオルと一番下に詰め、脱いだパジャマも(これは二日間着る)、洗面道具も詰め、お弁当は一番上の大事なものポケットに入れて準備完了!バックパックの扱いにもだんだん慣れてきた。 肌寒いので、またまた着込んで出発。でも、またすぐに脱ぐことになりそうな予感。二日目の今日は15キロを歩く。 #
by mana_hina
| 2007-04-16 17:54
| Routeburn Track
2007年 04月 16日
やっと辿り着いたハット。靴を脱いで座れる!まさにオアシスです。ハットは木造で深緑に塗られ、景観の邪魔をしないように配慮されている様子。
14キロと、キーサミットへのオプションを入れて15キロ。所要時間6時間ほど。正直、え・そんなに歩いたの?という感じ。普段歩いてないから1キロも10キロも、どれくらいなのか実感ないだけ?(笑)。まぁ、それも、終わったから言えることで。特に最後のほうの下りはきつかった。左足の小指が痛くなりかけていて、このままひどくなって靴擦れしたらどうしようと心配だった。 でも、靴を脱いでみたら、どこも何ともなってない。ホッ。触るとちょっと痛い。三日間もつかなぁ。明日はバンドエイドで保護してみよう。がんばってくれ 靴とステッキはここに置く。私の足首を支えてくれた靴・・ありがとう。定員24名のところ今回は11名しか参加者がおらず、こういうところも空き空き。 ステッキは、今までのウォーキングでは森で拾った枯れ枝を使ったりしていたけど、今回のためにチタンのステッキを新調した。100ドル強とちょっと高かったけど、これにして良かったと思う。二日目のほんとにしんどいとき、ステッキに頼らなければ登れなかったし、ステッキの上げ下ろしを繰り返しているうちに(ほんとに一番しんどいときは)その重さも気になった。軽くてよかった。スプリング機能も売り場ではバカにしてたけど長い目でみて楽だったと思う。 通されたドミトリーは4人部屋だけど今日は二人で使える。このトラックは真夏以外はシーズンオフで、4月16日出発を最後にまた11月まで閉山される。もう最後の、一番寒い時期なのだ。 でも、まだ寒さも厳しいわけじゃないし、ハットは暖かいし、十分楽しめる季節だと思う。あ、でも、夏はもっと花がきれいらしい。 窓からは原生林。小鳥がすぐそばまで覗きにきてる。シーツを自分でセットして、マイ基地完成。居心地よし。 ダイニングにはお茶やクッキー、スナック、ハムやチーズ、果物も用意されていて自由に飲み食べできる。とにかく一日中、食べるものにはまったく困らない。ベジ対応なのも嬉しい。クラッカーにトマトを挟んでパクパク。よく食べるな~~。ここにも味噌汁が。日本からの参加者も多いのかな。コーヒー、紅茶、緑茶、ミロもある。 一休みしたら夕食までにシャワー。新しくて清潔なシャワールームにはシャンプーとコンディショナーも完備。お湯は熱くてたっぷりでいうことなし。ドライヤーもある。 それにしても日が長い。シャワー終えてから日焼け止め落とすの早かったかな、とか思ってしまった。 着ていた服は手洗いしてこの絞り機で水気を切る。アンティークなロールに挟んでハンドルを回すと、手も衣類も傷めずに水気が落ちる。けっこう楽しい。とくにおじさんたちが楽しんでそうに見えたのは気のせい?(笑 そして乾燥室へ。巨大な温風器でがんがんに乾かしてくれる。数時間でカラカラ。このシステムのおかげで、着替えが最小限で済むのは本当にありがたい。靴を置いている人もいたけど、皮やゴムが傷むから本当はよくないらしい。 夕食は、ハットのスタッフの一人とガイドの二名が作ってくれるスープ、メイン、デザートのフルコース。こんな山小屋であたたかい作りたての料理がいただけるのはなんと贅沢なことか。ここでもベジタリアン対応の野菜料理をいただいて幸せ・・。デザートはかわいく盛り付けられたNZ名物パブロア。メレンゲのお菓子。山小屋でもやっぱりデザートを欠かさないNZ魂は天晴れ。 食事のあとはスライドでコースの説明。今日の復習と明日の予習。 ハットではアルコールも飲める。ワインは種類も豊富。ビールをいただいて、他の参加者とおしゃべりして、9時半までに解散、10時消灯。長い長い一日だった。湯たんぽを作ってもらって、ぬくぬくと、本当にぐっすりと眠った。 #
by mana_hina
| 2007-04-16 12:59
| Routeburn Track
2007年 04月 14日
いよいよルートバーントラックガイドツアー初日。ガイドツアーの詳細についてはこちら。
6時起床、持って行く以外の荷物はスーツケースに入れて宿に預かってもらう。この辺りを拠点にトランピングに出かける人たち向けに、どこの宿でもそういうサービスをやってくれているらしい。もちろんレセプションに人はいない時間帯なので、倉庫の鍵を事前にもらっておく必要がある。 7時集合。昨日のステーションビル。さくっと全員集合。ガイドさんとも顔合わせ。女の子二人バスに乗り込んでいよいよ出発!クイーンズタウンとルートバーントラックは地図で見ると近いようだけど間に湖や山があるので大きく南に下って迂回する。3時間強のバスドライブになる。 ロードオブザリングのロケ地としても有名なこの辺り。それ風の風景がどーーんどーーんと続く。広い。大きい。山を抜けて風が変わる度にお天気がくるくる変わって一喜一憂するのもバカらしくなってくる。雨のほうが多い場所だそうだけど、なるようになるさ~~。 9時ごろ、テアナウ到着。ここで休憩。テアナウ湖のほとりでおにぎりをパクつく。いつもは朝ごはん抜きだけど、今日はエネルギー補給しておかないと。 テアナウから新たにメンバーが加わって全員集合。そして早速モーニングティー♪ホテルのラウンジで焼きたてスコーンやクッキーとお茶。おにぎり食べたばっかりだけど、スコーン半分にホイップバターつけて。イングリッシュブレックファスト(紅茶)とサクサクスコーンが完璧なハーモニー♪窓越しの青い湖、これから山小屋暮らしが待っているとは思えないゆったり優雅な時間が流れる・・。一休みしたら、今度は北上してルートバーンを目指す。 ディバイド峠(The Divid)の登山口でバスを降りたら今日のランチとスナックを受け取る。昨日、食事に関するアンケートで食べられないものmeat、と書いておいたら、もらったサンドイッチはベジタブルサンドだった☆ハムを抜いただけのとは違うっぽくて、なんか他の人のよりすごく厚い。うほほ。野菜ぎっしりサンドは大好きだ♪チョコバーとオレンジ、マフィンと共に、またずっしりと荷物が重くなる。うむー、早く食べちゃいたいぞ! トイレ行って靴紐締めて、寒かったのでセーターも着ていざスタート。といっても揃ってGO,とはではなく、銘々が準備でき次第三々五々歩き出すという・・添乗員さんが大声で一箇所に集めたり一列になったりはまったくないのね~。 銀ブナのブッシュをふらふらと登っていく・・最初こそ、霧がかった冷たい空気にニット帽までかぶったけど、上着もセーターも15分で暑くて脱いだ。荷物が重いのは案外と平気なんだけど、最初の50分はだらだらとした坂で息があがる。メンバーのおじいちゃん、おばちゃんがどんどん先に行ってしまうし、まだ半端に元気な分、気持ちが焦ってゆっくり行けばいいのにゆっくり歩けない。マイペースって、こんなに難しかったのか。 オプションコース、キーサーミット(Key Summit)への分岐点にバックパックをおろしてわき道を行く。荷物がないと歩きやすいと思ったのもつかの間。かなり登りが続くし炎天下なのでけっこうしんどい。おっちゃんたちはサクサク登っていく。走ってるみたいに見える。なんなんだ、あの人たちは。 ふぅふぅいいながらたどり着いた頂上からは、ホリフォード渓谷(Lower Holyford Road)が。まさに絶景~☆360度に拝みたくなるような風景が広がる。 雲ががんがん流れていて、見えたと思った頂がカメラを構えているうちに隠れてしまう。明るすぎて液晶が見えなくて撮れたかどうかの確認も出来ず、写真よりこの眼で見るほうが大事と、この辺りでカメラを夫に渡してしまった。 キーサミットを少し下ったところで気持ちのいい風が~。大パノラマを見ながら、美味しい空気を体いっぱいに吸い込んで、今ここでこうしていることの幸せをヒシヒシとかみ締めた。あぁ、本当に生きててよかった。神様ありがとう。 そしてここでチョコレート休憩。チョコレートが配られる。キャドバリーなのはいいけど、なぜかホワイト。甘~くてひとかけらで十分充電。 この景色の一瞬の雲の切れ間を写したつもりだったけど、肉眼では薄かった霧が真っ白になっててぜんぜんだめだった。こういうときは写真は諦めて、眼カメラに収めるに限る。 キーサミットへの分岐点に戻り、ハウデン湖(Lake Howden)までの下りを行く。そこでランチと聞いて元気復活♪あっという間にハット(hut=山小屋)へ。 なんてキレイなんだろう。この湖を見ながらのランチ。ハットにはガスコンロがあって、ガイドさんがお湯を沸かしてくれる。コーヒーも紅茶も、ミロもある。なんと小袋味噌汁まで!こんなところでハナマルキ!寒い日にはありがたいんだろうな~。 ベジサンドはボリュームたっぷり。おやつにはチョコレートバー、ブルーベリーマフィン、オレンジをもらってるけどちょっと入らないなー・・と思ってたら、他のおっちゃんおばちゃんメンバー、もらったの以外の自前のサンドイッチやカップヌードル!(とっても用意のいい、山慣れした日本人カップルでした)は食べるは、チョコバーかじるは、マフィンもペロリな勢い。むー、すごいなー。 お昼の後はまた登り。銀ブナ(Silver Beech)の中をずんずん進む。この辺りは湿気が多くてしっとりしてる。コケや、コケじゃないけどコケっぽいものが岩や木の幹を覆って瑞々しい。沢が至る所にあって、小さな橋もいっぱい。 橋を渡るのってワクワクするよね?ながーーい吊橋で恐怖を味わうのもアトラクション気分で楽しいし・・。 ロードオブザリングちっくな森。ほんとに一人きりだったら怖いかも知れない。 この、大きな石をちりばめたトラックが意外に歩きにくい。足を下ろすたびに角度に気を配らなければ捻挫しそうになるので気が抜けず、疲れる。でも、そんなの気にしてるのは私だけのようで、皆、すいすい進む。なんで? それにしても、くるぶしまでの靴を買えてよかった。これが無かったら、私は10回以上捻挫してた。運動靴ではぜったい無理だった。忠告してくれたお店のオヤジに感謝。でも、この辺りで足首やら小指の横やら、部分的に痛い箇所が・・。トランピングでの最も多い怪我は捻挫じゃなくて水ぶくれだそう。やばいかも知れない。ごつごつした岩道がうらめしい~。 湧き水は全部飲むことが出来る。大量の水を持ち運ぶ必要はなく、500のペットボトルで十分。冷たくて美味しい! ランチ後1時間強でイアーランド滝(Earland Falls)のポイントへ。この滝は落差80m。写真ではぜんぜん伝わらないのが悲しいけど、ものすごい迫力!水しぶきでずぶぬれになりそう。マイナスイオン浴とか言ってる場合じゃなくて、もう普通に水浴び状態。 ここで再びチョコレート休憩。今度はブラックチョコ。汗をかいて疲労感も出てきている私は甘みよりも・・そうだ!オレンジがあった~♪手で皮をむしって剥いて、甘い酸っぱいジューシーなオレンジを一個丸ごと一気食い。あぁ、果糖が、クエン酸が、水分が体に染み渡る。オレンジってこんなに美味しかったのね。 巨大な滝のごく一部。轟音としぶきで、不浄なものを寄せ付けない神々しい雰囲気に包まれている。こんな滝に打たれたら、煩悩の一個や二個、消せそうやな~~。 このポイントを超えたら、あとは比較的な楽な下り。いくつもの吊り橋を渡り、ブッシュを抜けて、ときには私の苦手なごつごつと歩きにくい石の道を行く。 NZは野鳥の楽園でもある。この子はトムティット(Tomtit)。鳥はよく見かけるけど、写すのは難しい。 尾っぽが短くて頭がでっかくて、まんがちっくに可愛い鳥がいっぱい。ランチのとき、思わずパンを投げてしまったけど、本当はやっちゃいけなかった。野生動物に餌を与えるとゴミを漁ったり、自然な状態で生きていけなくなってしまうので気をつけよう。反省。 根っこや倒木にシダやコケが生してて、幻想的。小人とか妖精とかが普通にいそうな世界。見慣れている北島のブッシュとはぜんぜん違うのは、湿気が多いのと南国チックな雰囲気のあるキャベッジツリーとかやしの木か?と思うほど大きいシダの木なんかが全く見られないからかな。縦に長い国だから当たり前か・・。 そして初日に泊まるハット、マッケンジーロッジ(Lake MackenzieLodge)に到着!ハットの様子は別記事にしてアップします。 #
by mana_hina
| 2007-04-14 22:25
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